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『目標がない』問題の原因は目標がないことじゃない!

『目標がない』と悩む原因は、実は目標がないからではありません。「目標がない状態は良くないこと」だと評価していることが原因です。今回は、『目標がない』あなたのままでも自分を責めなくなる視点をご提案していきます。
新年や年度初め、心機一転目標を決めて動き出そうとしたとき、ふと気づくんです。
「わたしって、目標が…ない…」
なかなか思いつかないと、不安になったり、焦ったりする人は多いかもしれません。でも、その悩みって本当に「目標がないこと」そのものから来ているのでしょうか。
「人生の目標の見つけ方」や「人生の目標の具体例」を検索したりAIに聞いたりして自己分析して、それでもしっくりこなかった時間を終わらせましょう。
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目次
『目標がない』の原因は「『目標がない』を悪にしているから」
結論、『目標がない』の原因は『目標がない』からではなく、「目標がない状態は悪だ」と評価しているからです。つまり、『目標がない』ことに対してどう思っているのか、逆に『目標がある』ことに対してどう思っているのか、がこの問題を作っていると考えられます。
この問題の解説を、以下の流れでしていきます。
- どんな瞬間に『目標がない』と感じるのか
- 『目標がない』ことで悩むとはどういう状態か
- 起きる出来事そのものには善悪はない
- 『目標がある』とは何か、『目標がない』とは何か
- 『目標がない』のメリットに気づくと悩まなくなる
最終的に、『目標がない』ことのメリットに気づくことで問題は解決するのではと思っています。
『目標がない』あなたを『目標がない』まま救う記事になると思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。
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どんな瞬間に『目標がない』と感じるのか
そもそも、わたしたちはどんなときに『目標がない』と思うのでしょうか。例として以下のようなパターンがあるんじゃないのかなと考えています。
- 周囲の「頑張っている話」を聞いたとき
- 人生の節目や年齢を意識したとき
逆にこのタイミングがくるまでは『目標がない』状態であったにも関わらず、その状態を問題だと認識していなかったことになります。詳しく見ていきましょう。
周囲の「頑張っている話」を聞いたとき
身近な人の話の中で、自分には『目標がない』と相対的に実感してしまうことがあります。たとえば次のような場面です。
- 同僚が「資格の勉強始めた」「昇進を目指してる」と話していたとき
- 友達が「将来は独立したい」「老後のために準備してる」と言っていたとき
- SNSで同世代が目標や挑戦を語っている投稿を見たとき
特に「他人と比べたとき」よりも、「他人の物語を見せられたとき」に実感として立ち上ってくる場合がありそうです。
突然、今までわたしが気づかなかった相手の背景や奥行を感じた瞬間ぞわっとしますね…。
そのとき、相対的に自分にはそういった目指すものがないなと気づいてしまうかもしれません。
人生の節目や年齢を意識したとき
また、人生の節目や年齢を意識したとき、これからの目標を考え始めると改めて『目標がない』と実感するのではないかなと思いました。
- 誕生日を迎えて去年とまったく同じ1日を送っていると気づいたとき
- 年始に心機一転「今年の目標」を考えようとして何も浮かばないと感じた瞬間
- もしくは子育てが一段落した・定年や老後を意識し始めたとき
どちらかというと、『目標がない』こと自体が問題の原因ではありません。外側から「目標を持つべき状況(価値観)」がやってきたとき、「では目標を作らねば!」と決めたものの何も浮かばない自分に気づき、「自分って目標がないんだ…」と落胆している…多くの場合、この流れではないでしょうか。
目標がないといけない状況や価値観を認識するまでのあなたは『目標がない』状態であったにも関わらず、その状態を問題だと認識していなかったことになりますよね。わざわざそこで認識したからこそ、『目標がない』ことが問題だと思うようになったと考えられます。
自分にも目標がないといけないのでは、と認識したからこそ、『目標がない』ことが問題だと思うようになったのであれば、『目標がない』こと自体は問題ではありません。
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『目標がない』ことで悩むとはどういう状態か
『目標がない』ことで悩んでいる状態とは、つまり『目標がない』ことを悪だと思い込んでいる状態のことですよね。
あの人はもっといい会社に転職しようとしている。あの人は婚活を頑張っている。あの人は老後の人生を謳歌しようとしている。それがない自分はダメなのでは…?
そうやって、目標がない自分に対して「このままではいけない!」と責めているような状態です。
ではなぜ、目標があろうがなかろうが自分の価値は変わらないと思えないのでしょうか。それは、『目標がない』状態に対してあなたがどう思っているのかが重要になります。
仮にあなたが『目標がない』状態を悪だと思っていたら、目標がないあなたは悪になるでしょう。つまりあなたが悩む流れは以下のようなイメージです。
- 目標がない
- (評価が入る)「目標がない=悪」
- 自分はダメ
- 悩み
逆に言えば、『目標がない』ことを悪だと思っていない人であれば、自分に目標がなくてもその人は自分を悪者にしないでしょう。
起きる出来事そのものには善悪はない
もし『目標がない』ことに対して、「それはいけないこと」だと認識している場合、ぜひ起きる出来事そのものには善悪はなく、善悪は“後から人間が付与している”という点を知っていただきたいと思っています。
起きる出来事そのものには、善でも悪でもない状態で存在しています。そこに「良い」「悪い」「正しい」「間違っている」という意味を与えているのは、いつも私たちの認知です。
仏教の分別の例
仏教では、苦しみは出来事からではなく、それをどう分けて意味づけたかから生まれる、という考え方をします。世界は最初から「良い出来事」「悪い出来事」に分かれて存在しているわけではありません。人間が後から、「これは良い」「これは悪い」「こうあるべき」と分けて考えるからこそ、心が揺れ、苦しみが生まれるとされています。善悪二元論で出来事を裁くことをしません。
経験や解釈から現実を作り上げる「構成主義」
構成主義とは、世界は「意味つき」で存在しておらず、意味・価値・善悪は、人間の認知があとから貼っているラベルであるという考え方のことです。 構成主義では、世界に意味や善悪が最初から存在しているとは考えません。私たちは出来事をそのまま受け取るのではなく、いつも解釈を通して見ています。「目標がない=悪」という考えも、世界の真実ではなく、私たちが後から作った意味づけの一つにすぎません。
だからこそ、目標があるかないかもそれ自体はただの状態であって、最初から善悪の評価が存在しているわけではありません。世界はあくまでも価値中立で、善悪・正誤・成功失敗は人間の認知と解釈にすぎないのです。
『目標がある』とは何か、『目標がない』とは何か
あなたは、『目標がある』とは何だと思っていますか? 逆に『目標がない』とは何だと思っていますか?
こう聞かれて、改めて言葉にできますでしょうか。
あまりハッキリと言葉にできないまま、『目標がある』ことは正義で『目標がない』ことは悪である、と解釈しているかもしれません。
解釈例
- 目標がある=意識が高い、立派、ちゃんとしている
- 目標がない=流されている、怠けている、価値が無い
これらに限らず、あなたは別の解釈をしている場合もあります。つまり『目標がない』状態ですら、実は人によって解釈が揺らぐものなのです。
そうやって何かを解釈したとき、私たちの脳は「事実を見るモード」ではなく、「評価するモード」に切り替わっています。
その評価モードでは、目標がない人に対する「流されている、怠けている、価値が無い」をそのまま自分に当てはめている可能性があります。
そもそも、『目標がない』ことに対して上記のような解釈をする理由は、人によって大きく異なるでしょう。
- 学校・会社は「目標設定」を前提に設計されている
- 成果主義・成長物語が正解として語られやすい
- 「目標がない人」が語られる機会が少ない など
このような環境の中で生活していると、自然と『目標がない』こと自体違和感があるのは仕方ありません。
『目標がない』のメリットに気づくと悩まなくなる
さらに言えば、『目標がない』デメリットしか見ていないときは『目標がない』ことのメリットを見ようとしていません。
先ほど『目標がない』状態ですら、実は人によって解釈が揺らぐものだとお伝えしましたが、『目標がない』メリットに気づいているかどうかに繋がってきます。
「いやいや『目標がない』ことにメリットなんかあるわけないじゃん。バカ言ってんじゃないよ」と思うかもしれません。
実は、物事を相対的に見るとこれは成り立ちません。この考え方は様々な分野で主張されています。
たとえば中国思想家・老子の『道徳経』では、「善を善と定義した瞬間に、不善が生まれる」と述べました。
つまり「目標がないのは悪」と基準を定めると、その反対側として「目標がないことこそ正義だ」という立場も同時に立ち上がります。善悪や正義は最初から存在するものではなく、人が境界を引いた結果として対立が生まれる、という考え方です。
以下の画像は、何かを「”これ”」と定義した瞬間、同時に「”これ”ではないもの」が生まれることを表しています。


世界は本来フラットなものであり、人が意味や価値を決めた瞬間、対立・排除・悪が生まれるもの。
そもそもそこに境界線を引かなければ(=”これ”を作らなければ=『目標がない』を悪としなければ)、この問題は存在しえませんよね。
つまり、『目標がない』の問題を解消するためにあなたがすることは、目標を作ることではなく、『目標がない』ことは悪だと定義せず、今まで見えていなかった『目標がない』のメリットに気づくことなのです。
『目標がない』のメリットに気づくメタ認知のやり方
ここからは『目標がない』自分を否定して苦しまないために、メタ認知を働かせて『目標がない』ことのメリットに気づく方法をご紹介していきます。
ここまで、『目標がない』を問題としている原因を、『目標がない』ことを悪にしているからであるとし、それを解決するには『目標がない』ことのメリットに気づくべきだとお話してきました。
もちろん、目標を持つこと自体が悪いわけではありません。
問題になるのは、『目標がない』こと自体を悪と見なしたままで「目標がない自分はダメ」という前提から目標を作ろうとすることです。
自己否定している前提で目標を確定させてしまったら、その自己否定を認めてしまうことになるので、それを避けるために無意識に「目標を決めないようにしよう」と脳が判断するかもしれないですよね。
せっかく目標決めて努力していても、変化している途中の自分すらも否定しているので、その目標にたどり着くまでがしんどくなります。
自分責めをやめ、「目標がない自分にも価値がある」と気づいたところから、目標を作るかどうか決めても遅くありません。
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ペンとノートを用意するだけでOK。わたしはいつもノートは「カ.クリエ プレミアムクロス」です。
ここでは、『目標がない』ことをテーマに絞って、わたしなりにあなたへの問をご用意しました。
- 『目標がない』ことをどういう状態だと思っているのか。それは本当か?
- 目標がない人を思い浮かべて、その人にはどんな良さがある?
それではひとつずつ解説していきましょう。
『目標がない』ことをどういう状態だと思っているのか。それは本当か?
そもそもあなたは、『目標がない』ことをどういう状態だと解釈していますか? それを書き出して、反証していきましょう。
先ほど例として「流されている、怠けている、価値が無い」を挙げましたが、それ以外にもあなたなりにきっと思い浮かぶ解釈があるはず。
『目標がない』解釈例
- 目標がないって、つまり自分は無気力ってこと。やる気がないやつは何やってもダメ
- 目標がない自分に価値は無い。周りと比べて自分だけ置いていかれていて焦る
- 目標がないと漠然とした不安に襲われる。何かしないといけない気がする
こんな感じで、自分が思っていることを素直に言葉にしてみてください。
『目標がない』ことの解釈が書けたら、「それは本当なのか?」と反証していきます。
ここでは「目標がないって、つまり自分は無気力ってこと。やる気がないやつは何やってもダメ」を例にして、この『目標がない』は無気力な状態であり、やる気がないってことは何してもダメだと思っている、を反証するために、「それはなぜ?」と問いかけていきます。
解釈:目標がないって、つまり自分は無気力ってこと。やる気がないやつは何やってもダメ
目標がなくてもついやる気が出ることってないの?
→今の目標がない自分のままでやる気が出ることってあったっけ? うーん、ちっちゃいことだけど親にスマホの使い方聞かれたときは熱心に教えられたかもしれない。わかることだから
てことは、「目標がない=無気力」じゃないよね
→そうかもしれない。でもそれ以外はやる気がない。やる気がないことばっかりだとダメ
やる気がないことばっかりだと何がダメなの? 親にスマホの使い方教えたことはダメだったの?
→ダメじゃない。喜んでくれた
じゃあ「何してもダメ」には例外があるってことだよね?
→例外はあるかも。この例外をたくさん見つけていけば、何してもダメって思わなくなるってことかな?
ここまでいかがでしょうか? ここまで読んでいただけただけでも、あなた自身で気づくことがあったかもしれません。
わたしくらい慣れてくると、この辺には敏感に気づけます。
極論を言いたくなる場合、急いで結論付けようとしているだけで、真実はたいてい違うものです。結論を急ごうとすると、思い込みや認知バイアスが顔を出して、上手に真実を隠してしまいます。
この点について、詳しくはぜひ以下のページをご覧ください。
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目標がない人を思い浮かべて、その人にはどんな良さがある?
身近な人や有名人の中で、目標がなさそうな人はいませんか? その人の魅力を見つけてみましょう。思い込みが激しいときは、思い込んでいる方向とは逆の実例を目の当たりにすると緩みます。
わたしが芸能人で考えるとしたら、所ジョージ、マツコ・デラックス、YOUなどですかね。
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もしここで、目標がなさそうだという前提で実名を出すことに後ろめたさを感じるなら、あなたはやはり『目標がない』ことに対してネガティブな思い込みがありそうです。
先ほど触れたように、「目標がないことは悪」だとした場合、世界には同時に「目標がないことは正義」が成り立ちますから、それを見つけるのです。
もしわたしが考えるとしたら、『目標がない』ことのメリットは次のようなものになります。
- 人生を確定させていない=未確定ゆえの柔軟さ
- 人生の中で大事故を起こしにくい
このように、目標がある・ないへの一般的な評価を別方向から見つめることが重要です。
| 状態 | 一般的な評価 | 評価を外した見方 |
|---|---|---|
| 目標がある | 意識が高い | 方向を一つに固定している |
| 目標がない | 流されている | 可能性を確定させていない |
この評価を外したことで見える『目標がない』ことのメリットについて、ご紹介していきましょう。
人生を確定させていない=未確定ゆえの柔軟さ
『目標がない』は、何も考えていない状態でも、何も行動していない状態でもなく、「あらかじめ人生の方向を固定していない」状態と言えます。
『目標がある』ということは人生の方向を確定させているということであり、逆に『目標がない』ということは、まだ決めない、まだ仮の状態だということ。
また、偶然の出会いや想定外の方向転換を認めていることになります。
もし目標があったら、逆にその道以外を手放すということでもあります。目標に必要ないものは切り捨てて進んでいくことになるからです。つまり『目標がある』とは、寄り道が無いということでもあるのです。
いやいや、『目標がある』人でもそういう寄り道をすることもあるよ、と思うかもしれないですが、その寄り道の量が『目標がない』あなたと比べると桁ごと違うだろうということです。
なかなか比較する機会がないので、本人たちはほぼ意識できないことでしょう。だから、お互いのことを大した違いがないと思いがちですが、柔軟性が違うと思っています。
人生の大事故を起こしにくい
『目標がある』ということは、変化しようとしているということ。逆に『目標がない』ということは、「リスクの大きい賭けに出にくい」ことでもあります。
大きいリスクを取らないのは、身に覚えありまくりですね。
変化の幅が大きいほど、当然うまくいく可能性もありますが、同時に大きな失敗につながる場合もあります。目標を定めない在り方は、そうした振れ幅をあえて小さく保つ選択とも言えるでしょう。
安全のまま変化するということは、論理的にはあり得ません。あり得るとしたら、それは他の人にとって変化に見えても本人的には実は目標に掲げるまでもなかった変化をしているだけかもしれません。
エラーを起こしていない、という意味でこれはメリットです。
人間は生存していくために、エラーを起こさない選択をしていくもの。これは認知バイアスの機能から説明できます。以下のページでは、自分たちがなぜ事故を起こさない選択をしているのかを説明しています。
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また、こういった考え方以外でも、今の『目標がない』状態にメリットがある、という前提で自分を見つめると、問題の原因がわかるかもしれません。
以下のページでは、変わりたいのに変われない人のための変わる方法をご紹介しております。
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『目標がない』ことに悩み続けることにメリットなんかあるわけない! と思い込むあなたの助けになったら嬉しいです。
こうやって『目標がない』ことを根気よく見つめていくと、「目標はあるべき」と思い込んでいた認識が少し緩んでくるでしょう。「今の自分でもOK」と考え方が変わるかもしれません。
行動するとしたらここからです。自分責めをやめた上で、「じゃあ自分はどうしたいか?」を素直に選んでいくと心の負担が軽減されると思います。
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まとめとわたしの目標
ここまでが、「『目標がない』問題の原因は目標がないことじゃない!」でした。
まとめると、『目標がない』問題の原因は『目標がない』ことを悪だと思い込んでいることでした。『目標がない』ことが原因ではないのです。
ということは、『目標がない』ことは良くないことだという解釈を反証していけば、自然と『目標がない』問題がなくなります。
その問題がなくなると、「今の自分でもOKなんだ。じゃあ何しようかな」と考えられるようになり、自然と生きやすくなっていくことでしょう。
実はわたしも年始に目標を掲げているのですが知りたいですか? 知りたいですよね。
手前みそですが、目標について語ったページがありますので、「今の自分でもいいんだ」と気づいた後にでもご覧いただければ嬉しいです。
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