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女扱いされない現実を「投影」視点で解決した話

今回は、わたしが過去「女扱いされない」と嘆いていた現実に対して、心を守る無意識の反応「投影」を使って解決した話をしていきます。
わたしは女性として生まれてきましたが、大人になるまで女扱いされてるなぁと実感することがなく、むしろ「どうして女扱いしてくれないの!?」と悲しむばかりの人生でした。
最後にも触れますが、まるでありのままの女としての自分を否定されているような気持ちになって、すごくつらい時期を過ごしていたと思います。

ありのままの自分を否定されるってつらいことです。何かしら演じたり、努力をしたりしなければ認められない、と無意識に感じるから。
しかし、あるとき心を守る反応「投影」に出会い、ついにその原因を突き止め「女扱いされない」問題を解決まで導くことができました。
わたしのこれまでの状態、そしてそこから何をしてどう変わっていったのかについてご紹介していきます。
※ここでは便宜上「女」「男」と記載しておりますが、分類するためだけの表現であって、それ以外の特別な意味合いは持ちません。ご理解いただいた上でご覧ください。
目次
女扱いされなかったわたしが思っていたこと
ここでは、「女扱い扱いされない」とはどういう状態を指すのかについて、わたしが過去どんなことで女扱いされてないと実感していたのかを軸にご紹介していきます。具体的には以下の3点。
- 「見た目のせいでモテない」
- 「力仕事を任される」
- 「隠してはいけない」



超個人的な体験ばかりなので、じっくり読まなくても大丈夫です!
「見た目のせいでモテない」
わたしは見た目のせいでモテないのだ、と長らく信じていました。もともと老け顔で、これまで常に実年齢より上に見られることばかり。



いくら歳を重ねても、実年齢が見た目年齢に全然追いつけません。ひぃ。
「わたしは同世代と比べて可愛くないんだ」と気づいたのは、おそらく小学校入る直前くらいからじゃなかったかなと思います。
そのため、ずっと見た目へのコンプレックスが強く、同時にそれは両親の反応からもうかがえました。見た目を褒められた経験があまりなく、笑いながらバカにされるばかりで、自分で自分を認められなかったと思います。
就活の思い出
新卒の就活で参加した1対3のグループ面接にて、わたしの両隣に顔面偏差値バリ高な女性が座りました。わたしの目の前にいる面接官とは一切目が合わず、相手は両隣ばかりを交互に見ているなと気づいてしまい、帰りの電車で爆泣きしました。



そこまでしてわたしを見たくないのかよ、と。
グループ面接ではその場にいる全員に同じ質問をするので、わたしが返答するときだけ仕方なくこちらを見ていたことをよく覚えています。初めての就活は大失敗。こんな調子で、いつまでもいつまでも就職先が決まりませんでした。
よく就活は恋愛に例えられるため(←これ自体最悪ですけども)、お祈りメール(=不採用通知)をもらう度に「お前はいらない」と言われてフラれたんだと傷つき続ける日々でした。
「力仕事を任される」
非力な女子と比べて、どうしても力仕事を任されてばかりです。その理由は、幼い頃から同級生よりもひと回り体が大きく、恰幅の良さで目立っていたためでした。



その分背が高かったらまだ良かったのですが、一般女子くらいの身長で全然まだまだ横に大きかったです。
その自意識はしっかりあり、学校やサークル活動であの子にはもっと軽いものを持たせるのに、わたしにはしっかり力仕事が回ってきます。
先ほどの就活にも関わるのですが、親から「その体型じゃ自己管理できないと思われるから上手くいかないんだよ」と言われてしまい、さらにこの思い込みが強化されていきます。
大学生の頃に一番しんどかったのは、所属していたサークルの活動で超重いテーブルを運んだときでした。
手が足りないのでわたしも駆り出されたのですが、本当にあれは重いテーブルのため、安全に運ばなければならないので、多めに人があてがわれます。



それくらい、運ぶための超大事な役割にわたしがあてがわれたのです…!
すごいですよね。重い荷物を運べるくらい重要人物にカウントされていたのです。重い荷物を運ぶにはあまりにもわたしは優秀すぎました。
実際、同世代の女の子よりも事実わたしの方がよっぽど握力はあったと思います。しかし別に力自慢でもなんでもないので、重い荷物を運んだ後はついに動けなくなるくらいスタミナ切れで疲れ果ててしまいました。
その後の活動には参加できず、役割をあてがった人には謝られましたが、わたしの女としての自尊心を傷つけるには十分な材料がそろい、「なんでわたしを女扱いしてくれないの」と思って人知れず泣いてしまいました(また)。



あくまでもそれを引き受けたのはわたしなのにね。
↑この視点は、この後詳しく説明するのでぜひ覚えておいてください。
「隠してはいけない」
なぜか昔から、なんでも大っぴらにする癖がありました。
女性にとって、隠す価値観はすごく大切。一方でわたしは、人には見せる必要のないプライベートな部分(体、下着、価値観など)を、「別にみられても構わない」というスタンスでいることが多かったです。



この問題の原因についても、この後しっかりお話していきます。
思ったことはすぐしゃべるし、秘密にせず聞かれたらなんでもバカ正直に答えるし、特別扱いされるのが苦手で相手を平等に扱うようにするし、後輩にはいくらでも奢るし、予定は相手に合わせるし、空いてる日を自分から提示しちゃうし…。
これではいくらなんでも相手に与えすぎです。与える行為は男性が得意な分野ですから、これではいつまで経っても女扱いされるはずがありません。
ちなみにこれに付随して、わたしの2025年の目標は「黙る」にしました。以下のページでは、この「黙る」ことのメリットや黙り方を解説しています。
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さて、ここまでご紹介してきた「見た目のせいでモテない」「力仕事を任される」「隠してはいけない」の問題は、すべて心の防御反応である「投影」がカギとなります。
次からは、この投影とは何かを解説し、投影を通して「女扱いされない」問題をとらえ直していきます。
投影とは
投影とは「自分の不都合な部分を、相手のものだと思い込む心の防衛反応」のことです。 以下のページでは、投影の例やその解き方を詳しく解説しています。
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投影は幼少期に、両親や親代わりをしてくれた存在、友達や先生との関わりの中で、そのとき発生する困難を切り抜けるために身に付けるものです。
投影の例
たとえば、行儀が良い行いをしたときにしか親に褒められなかった子どもの場合、行儀が良い自分には価値がある、行儀が悪い自分には価値が無いと思い込むようになります。
なぜなら、子どもにとって親に見捨てられることは何よりも避けがたい苦痛とわかっているからです。ひとりでは生きていけないからですね。
なんとしてでも親に見捨てられないようにするためにも、行儀が良い人生にしていかなければならない…と思い込むようになります。たとえ、行儀が悪いのに親に愛される子どもが存在するとしてもです。
そのまま同じ価値観で成長して親元を離れたとき、行儀が悪いことをしている他人にムカつくようになります。「行儀良くすることが正義なのだから、行儀が悪いことは悪! 今すぐどうにかしなきゃ!」と過去の自分が大騒ぎしているからです。これが投影の役割です。
投影は、身に付けた当時には必要だった機能ですからそのときはあなたの助けになっていました。しかしそれが未だに残っていて、今の大人のあなたにとって必要なかったとしてもその投影に苦しめられている可能性があります。



わたしも例にもれず、「女扱いされない」現実はこの投影が作り出したものでした。
ではここから、この投影が「女扱いされない」にどうつながるのか、詳しく解説していきます。
「女扱いされない」原因が投影だとしたら
「女扱いされない」原因が投影の場合、わたしがわたしを女扱いしていなかったことが導き出されます。逆に言えば、わたしがわたしを女扱いすれば投影しなくなり、問題がなくなるということです。
相手に対して「男扱いしないでよ!」と言いたい場合、わたしがわたしに対して「男扱いしないでよ!」と言いたいということ。
つまり、そうやって言い聞かせなければならないほど、わたしがわたしを男扱いしてしまっている、ということがわかります。
わたしがわたしを女扱いしていなかった
先に述べた通り、わたしが投影を通してこの「女扱いされない」問題を見た場合、わたしがわたしを女扱いせず男扱いしていたから、それが相手に投影されたんだと気づき、ものすごくショックでした。



この問題は自分で起こしていたんだと、ここでようやく認められたんです。
先ほど挙げた「見た目のせいでモテない」「力仕事を任される」「隠してはいけない」の問題も、見方を変えればわたしはこれくらいの扱いを受けて当然の人間だ、と自分を雑に扱っているのと同じです。
見た目へのコンプレックス
見た目年齢が実年齢を置いて行くと思っていることからわかる通り、わたしは老けている自分に価値が無いと思い込んでいますよね。大人っぽいことで得れらる魅力を全く見ようとしていなかったのです。
途中でめっちゃダイエットして、ちょっとした子ども1人分くらいの脂肪がいなくなったのですが、周りの態度は何も変化がありませんでした。



つまり、わたしの女の子っぽくない見た目のせいではなく、わたしはわたしだからモテなかったのだと気づいたのです。
たとえダイエットしなくても、いくら恰幅が良いとはいえ力仕事を引き受けなくてもいいはず。それなのに、自分は引き受けるべきだという自己認識を持っていたからこそ、しんどくなって泣いてしまうほど引き受けていたのです。
拒否だってできたはずなのに、体を張るくらいしか価値が無いのだから引き受けるべきだよね、と自分を下げて力仕事を引き受けていたのはわたしです。だからこそ、引き受けて自ら「女扱いされない」という現実を作っていたのです。
もちろん、女性であっても力自慢という自負があれば話は別です。でも、わたしはそれをやりたいとは全然思っていませんでした。それなのに無理やり引き受けているんですから、苦しくなるのは当然です。
また、就活時のわたしは親から、その見た目のせいで何もかもうまくいかないんだよと言われ続けてきましたが、「それも違うな」と気づいていくようになります。
見た目は関係ない例
東京で就職して、どう見ても明らかにわたしより体の大きな同僚の女性がいたのに、いつの間にか同じ部署の年下の男性と付き合っていました。
それに限らず、東京で暮らしていると田舎では見ることがあり得なかったとんでもない(=当時の価値観に当てはまらない)カップルといくらでもすれ違います。
投影をしていると、この自分の価値観とは違う出来事すら無視するようになるのです。「運がいいだけ」とか「あの人は特別だから」とか言って、自分の思い込みと目の前の現実に辻褄を合わせるように思い込み始めます。



これはほぼ無意識に起きます。思い込みのなせる業です。
隠すことを許されなかった過去
じゃあ「隠してはいけない」は一体何なんだって話ですが、わたしは過去隠すことを許されなかった経験があります。
自分の体だけではなく、身に付ける下着、家での雑な生活態度、人にわざわざ言う必要のない価値観、それらを隠すことを認められていなかった気がします。
「お前が? 隠す?」「隠すほどの価値なくない?」のように家族からうっすら思われていることを実感しているせいで、何もかもを大っぴらにしてしまうことが多かったです。



隠していると「何をいっちょ前に」といった価値観で下に見られていたようでした。
法に触れるから体は人前で隠すけど、それはあくまでも法に触れるからであって、そうじゃないなら別に隠す必要なくない? みたいな共通認識です。
その場をしのぎさえすればなんだっていい、どんぶり勘定のような生活。親に下着を見えるところで干されたり、自分の私生活の中のダメな部分を勝手に他人に吹聴されたりして、プライベートな部分を認めてもらえませんでした。
今でも思い出せるのは、友達と自宅に庭で一緒に遊んでいるとき、同じ場所で洗濯物を干していた母が、近くにいた友達にわざわざ見せつけるようにして下着を干すシーンを見たとき。



わたしの下着を見られたショックだけはしっかり残っています。
当時、体が大きかったので「ほら見て、大きいでしょパンツ」みたいに笑いのネタにされていました。それにすごく傷ついたのです。
その頃のわたしには個人部屋はなく、途中からできた部屋も生活しづらくて、音は外にもれるし守られている感じはありません。着替えもそこではできず、誰かに見られる可能性のある居間で人目を気にしながら着替えていました。
お風呂に行くときも、下着を持って家族の前を経由しないといけず、そういう環境が当たり前だと「今さら隠すとか…」という価値観になってしまいます。これでは安心して生活できるわけありませんよね。
本当は隠したいのに、隠したいところを大っぴらにしないと認められないし価値が無いし愛されないんだ、と思い込んでいると、家以外でもその価値観が浸食してくるようになります。
秘密や隠し事があるのはダサいという意識でいるため、隠すことが許されないような気がしてしまい、求められていなくてもすべてを差し出そうとしてしまうのです。
思ったことを言うのは当然だし、持っているものを差し出すのは当たり前。そうしないと、わたしは認められないと思い込んでいました。
自分が女扱いすれば投影は解ける
わたしがわたしを男扱いしていることが相手に投影されているからこそ「女扱いされない」問題が起きているのだとすれば、逆にわたしがわたしを女として扱えば、周りからも女として扱われるということでもあります。
その行動はどれも、わたしが自分を女扱いしていなかった頃にやるには勇気がいることでした。



面倒くさいというか、そんなものを大事にしているくらいならもっと他にやることあるだろう、と考えがちだった気がします。
でもそれを振り切って、自分を男扱いすることを徹底してやめることで、わたしの中で大暴れしている過去の自分を静めることに成功していきます。
ここからは、わたしが実際に女扱いされるまでに取り組んだ行動をご紹介していきます。
「女扱いされない」わたしが女扱いされるまでにやったこと
「女扱いされない」わたしが女扱いされるまでに、わたしがわたしにしていた女扱いをご紹介していきます。具体的には以下の6点です。
- 自分から何かを引き受けない、余計に話さない
- 感情を大事にする、嫌だと思ったことを無視しない
- 女の弱さを認める、強くあろうとしない
- スカートをはく、ストッキングをはく
- スキンケアや髪の毛に時間をかける
- 生理痛を無視しない



これは実際にわたしが「こうしたらさすがに女として扱っているな」と自覚できるものです。
なので、これをそのまま真似したからといってあなたも同じように成果が表れるとは限りません。あなたが実際に「自分はこう扱われたい」と思うことを実践していくことが重要です。ここは参考程度にご覧ください。
自分から何かを引き受けない、余計に話さない
女扱いされるために、自分から相手の役に立とうとするのを止めました。相手から求められたときにだけ手を貸し、自分からべらべらと情報を口に出さないように注意しました。
今までのわたしは、自分が誰かの役に立たないと自分には価値が無いと思い込んでいたので、自分で解決できる問題がないか探し回っていました。
問題じゃないところにも問題を自分で見つけ出して、それを自分で解決する、といった離れ業を見せるほど。



本当に健気ですよね…。愛されるために必死でした。
以下のページでは、同じスクールに通っていたAさんを参考に、似たような「自分で課題を創り上げて自分で解決しようとする」事例をご紹介しております。
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感情を大事にする、嫌だと思ったことを認める
わたしがわたしを女扱いするためにも、無視しがちだった感情にしっかり向き合うことにしました。
わたしはもともとつい我慢をしたり、周りのために自分を抑え込んで自分の価値を下げることが多かった気がします。



そのせいで、周から見ると何を考えているのかわかりづらい女だったことでしょう。
しかし、自分の感情を認めるようになると、感情を相手に伝えてたとえどんな反応をされたとしても、自分の価値には何も影響しないと心底納得するようになります。すると、自然と相手へ感情を伝えることに抵抗感が薄れていくのです。
我慢をすることで相手にメリットがあると思い込んでいたわたしが、我慢をすることで相手に与えるデメリットを真剣に考え、自分の感情を無視せず大事に扱うことへシフトしていきます。
そこから、自分の機嫌をとることを優先し始めるので、今の自分が心地よくいるにはどうしたらいいか? を率先して考えるようになりました。
女の弱さを認める、強くあろうとしない
強い女であろうとせず、できないところはできないと認めることを意識しました。
生物学上、どうしても女が男以上に力を発揮できる分野は限定的です。逆を言えば、男ができないことを女はできるので、そこに目を向けるようにしました。



自分で何もかもやらず、ひとつずつ手放して、相手に任せるようにしていったのです。
今までのわたしは、自分でなんでもかんでもできる方が、自立した女として魅力的だと思い込んでいたのですが、それを実践してもやはり自分が強くなるだけで、本当に求めている女扱いからは必然的に遠ざかります。
「男とか女とか関係ないじゃん。全部できた方が良くない?」って思っていたのですが、この地球に存在している以上、どうしても人間には限界が存在します。
ましてや、わたしは特に人間としてそもそも能力が優れているわけでもありません。運動神経はもちろん、一般教養や人脈もないような人間にとって、完璧の限界はすぐにぶち当たります。
だからこそ、あれやこれやできた方がいい、という向上心に現実のわたしの能力が追い付きません。簡単に限界を迎えます。
容量よくやらないと! と思っていると、ますます身を滅ぼすばかりですから、目の前の限界を認めて、周りを頼ることにしていきました。



もちろん、頼ることで自分の価値が目減りすることを恐れていたわけですから、最初はなかなか難しかったです。
でも、頼れば頼るほど相手は喜ぶはずだ、と意識を切り替えるようにメタ認知ノートでメタ認知し、徐々にその執着を外せるようになりました。
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スカート・ストッキングをはく
具体的すぎますが、スカートやストッキングをはいて、脳に直で(?)女扱いをしていきました。
今でこそスカートをはく男性は増えましたが、それでもまだまだスカートの覇権は女性が握っています。
一方で、過去のわたしは出勤するときも家で引きこもっているときも、同じくらいスカートをはかず、パンツスタイルで過ごすことが圧倒的でした。



ストッキングをはくのが面倒くさいというか、足を出すことへの抵抗がすさまじかったです。
でも、本当はスカートをはいて落ち着いた生活をしたい気持ちがあります。わたしはそこを無視せず、しっかりと受け止めるようにしました。
前章にも書きましたが、頼ったところで迷惑がられることなく、むしろ相手は喜んでくれるだろう、と意識することで、同時に動きやすいせいで相手に与えすぎていた自分への執着を徐々に手放していきます。



そうすることで、自然と受け取る側・与えられる側としてのマインドが整っていきます。
後にも書きますが、女扱いされるようになった今、実はスカートをはく機会はもうめっきりなくなり、ほぼ毎日パンツスタイルで過ごしています。
でも、いきなりその考え方に到達するわけではなかったので、一旦は実際にスカートやストッキングをはいて、ダイレクトに自分は女である意識を植え付けることにしました。
スキンケアやヘアケアに時間をかける
見た目に気を配ること、特にスキンケアやヘアケアに時間をかけるようになりました。



今までのわたしは、この服さえ着れば! 一発逆転! という思考で、度々服を購入することが多かったです。
それは、短絡的に手っ取り早く結果を出そうとする思考が、派手な服に手を伸ばすことに繋がっていたのだと思います。
これは、「時間が無い」という意識のもとで起こる行動です。その不足感が、簡単で単純な方法で解決しようとする思考を生み出します。
そのメカニズムについては、以下のページで解説していますので、興味があればぜひ覗いてみてください。
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最初はとにかく、自分に手間をかけることを嫌がっていました。スキンケアやヘアケアは、時間やお金がかかります。
そこを一旦抑えて、たとえば夏以外でも日焼け止めを塗るようにしたり、市販のシャンプーは洗浄力が高いため、ろくに泡立たない高いノンシリコンシャンプーを使うようにしたりするようになりました。


他にもこのようなことをやっていました。
- ドライヤー前にヘアミルク、アイロン前にヘアオイルを欠かさずつける
- 洗顔後のパックを短時間で済ませずに、できるだけスキンケアに時間をかける
- 日焼け止めは毎日、冬でも雨でも曇りでも、出かける用事が無かったとしても塗る
- 安い炭水化物を食べ短時間でお腹いっぱいにしていたところを、野菜の消費を増やす



野菜は高い…野菜を食べるということは、自分にお金をかけるということと同義です。
おかげ様で肌はかなり綺麗に見られるし、シミもそこまで気になりません。髪も広がりが抑えられて、シンプルな服を着ているだけでも苦労することなく様になるようになりました。
こういう経験を重ねていくと、時間とお金をかける、という選択肢が自分の人生に登場するようになるので、連鎖的に肌や髪以外にも同じように時間とお金をかけられるようになりました。
生理痛を無視しない
最後に、自分の生理痛を無視せず向き合うようにしました。



これは、誰がなんと言おうと究極の女扱い。実はわたしは、人より生理痛が重い方です。
女で生を受けた以上、例にもれずわたしも成長過程での洗礼を受けることになるのですが、人によってこの生理痛の感じ方は様々ですよね。
もちろんわたしは人と比べたことはありませんが、本人が痛いと思っている以上、それは誰と比べる必要もなく痛いものなのだと認めて、対策する必要があります。
10代の頃のわたしの生理痛
認める前までのわたしは、実は自分の生理痛にかなり鈍感で、この腹痛がなんなのか長らくわかりませんでした。
トイレにこもってもなかなかその痛みから解放されない日々が続き、おそらく10代の頃はそれが生理痛だと理解していなかった気がします。
あるとき突然「あ、これ生理痛だわ」と気づいた瞬間があったのです。それからは一層痛みが増すばかりで、痛みに抵抗することがどんどん難しくなっていきます。
生理痛なんか感じている場合ではない、という意識で仕事や身の回りの家事に向き合っていくと、体力自慢ではないのでやはり早いうちに限界を迎えます。
それだけでなく、生理期間を把握して、その時期に予定を入れないようにして、家にこもってOK・何もしなくてOK、と自分を許していきました。
最初はそうは思えなかったので、自分を許せば許すほど世のため人のためになるんだ、とメタ認知していきます。
女性はわかると思いますが、自分の体に危機が訪れると、小さなことにもセンシティブに反応するようになるので、生理期間中は余裕が無くなるものです。
そうやって、生理中でも自分を犠牲にしてバリバリ体を動かすよりも、自分を大事にすることでゆとりを持たせて自分を消耗させないようにすることが、世のため人のためになると心底納得するようにしました。
「女扱いされない」自分を女扱いしたことで起こった変化
女扱いされなかったわたしが、自分を女扱いすることで身に起きた変化を参考程度にご紹介します。本当にたくさんありますが、特に以下の5点を挙げていきます。
- 「女扱いされない」と思うことがほぼゼロになった
- したくないことをしなくなり生き方が快適になった
- ナンパが増えた
- 力仕事をしなくても感謝されるようになった
- 肌が綺麗、年齢より若く見えると言われた



これらは特に変化が目に見えてわかるものばかりで、未だに続いています。
「女扱いされない」と思うことがほぼゼロになった
女扱いされなかったわたしは、ついに「女扱いされない」と思わなくなりました。



これから他に紹介するどの変化よりも、一番これがわたしの中で成果として大きいです。
実際たとえ「あなたは女性」と面と向かって言われなかったとしても、蝶よ花よと大事にされなかったとしても、わたしを女扱いする人間かどうかで相手をジャッジしなくなったし、実際ちゃんと女扱いされるようになりました。
この後にも触れますが、それは嫌だなぁと思ったときにちゃんと断るように意識していたら、その相手に「そっか女の子だもんね」とすんなり受け入れてもらえたことがありました。



そのときすでに三十代だったのですが、この歳で女の子扱いされてびっくりしました。
あ、もちろんこんなことお伝えするのも野暮ですが、別に本気で少女だと思った上での発言ではないですからね(野暮すぎ)。
でも、本当の少女時代のわたしですらそのような扱いを受けたことが無かったのです。あっても全く思い出せません。
これはマウントでは決してなく、あんなに「女扱いされない」と嘆いていたやつとまったく同じ人間に起きた変化である、ということをぜひ知って欲しいです。
たとえされたとしても、すぐに忘れるほど些細なこととして処理できるようになっています。女扱いされなかったからといって、そこでわたしの価値は揺らがないと信じ切っているからです。
今までは、他人から女扱いされることに自分の価値を置いている状態だったので、常に相手次第でわたしの価値が決められてしまいました。だからこそ、わたしを雑に扱う人がいたら、強烈に記憶に残って恨みに変化してしまうこともあったのでしょう。
でも、今のわたしは些細なこととして忘れられます。なぜなら、わたしがわたしを女扱いしているので、誰かに女扱いしてもらう必要がないからです。
したくないことをしなくなり生き方が快適になった
女扱いされるようになってきたわたしは、したくないことをなるべくしないようにしています。そのおかげで、楽に生きられるようになりました。
感情を無視しなくなったので、少しでも不快な状況を避けようという意識が先行するようになっています。



第一優先は常に自分の感情。
たとえば次のような行動をしていました。
- 頑張ればできるけど、苦手なことはそれが得意な人に任せる
- 清潔に保ちたいところを見てみぬふりせず掃除する
- 気が乗らない予定はなるべく避ける
- どうしてもやらないといけない場合は、どうしたらわたしが心地よくできるか真剣に考える
これらを続けていくと、不安になりそうな場面があったとしても、「なんとかなるんじゃないか」と思えてくるようになります。



自分で人生をコントロールしている感じです。
たとえ困るような状況になったとしても、わたしを助けたいと思っている人はいるだろうし、たとえ誰も助けてくれない状況だったとしても、わたしが心地よく過ごせる選択を取れるはずだ、と心から信じています。
もし思えないのであれば、それは何故なのか? それは本当なのか? をメタ認知していき、しっかり納得するようにしました。
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ナンパが増えた
俗で強縮ですけれど、目に見えてナンパが増えました。二十代より三十代の今の方が圧倒的に、ひとりでうろうろしていると声かけられます。
大学へ進学を機に東京へ上京しましたが、学生時代はもちろん、社会人になってから二十代前半までは箸にも棒にも掛かりませんでした。
あまりにも声かけられなさすぎて、通学途中毎日見かけるティッシュ配りにまでブチ切れていた始末。



目の前を歩いている女性には渡すのに、わたしの番になったら毎回引っ込めるんですよ! 傷つきますって。
ナンパされることに価値を置くことが、果たして良いかどうかはここでは言及しませんが、指標としてわかりやすいので、昔はどうしてもそれを評価軸に置いてしまう癖がありました。
そんなわたしが、少しずつ自分を大事にするようになってくると、決して多くはありませんが、学生時代~二十代前半にかけてあった恨みつらみを晴らすように、今では道で誘われたり連絡先聞かれたりするようになりました。



その数は毎年更新されていて、人生の中で今が一番チヤホヤされます。
ここが一番大事なのですが、ナンパされない人生からナンパされる人生になったことで、結果的にわたしはナンパされるかどうかを重要視しなくなりました。
昔は執着していたのですが、今はもうそこで人と比べる意味がないとよく理解できます。
繰り返しになりますが、わたしはわたしを女扱いしているので、もう誰かに女扱いしてもらう必要がありません。今のわたしには、もうナンパを必要としなくなりました。
力仕事をしなくても感謝されるようになった
力仕事を引き受けなければ価値が無い、と思い込んでいたわたしが力仕事を自ら買って出なくても、ただ得意なことをしているだけで感謝されるようになりました。
自分みたいな巨体は、体を張らないと愛されないんだ…と思っていたので、その思い込みを外しました。現実は、力仕事なんかしなくても愛されます。
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力仕事ではなくわたしができることを堂々とアピールしよう、と決めてからは、そのままのわたしを認めてくれる職場と出会いました。
今では、「仕事がしやすい」とよく言われるようになり、本当にわたしから手を差し伸べなくても感謝されます。



昔の努力・根性・我慢の自分だったら、こんな現実があるなんて信じられなかったことでしょう。わたしの見えている世界は激変しました。
肌が綺麗、年齢より若く見えると言われた
これはかなりおまけなのでサラッとご紹介しますが、老け顔だったわたしがついに周りから肌が綺麗・若く見える、と言われるようになりました。
もちろん、そう言われる機会はそんなに多くないですが、実年齢が見た目年齢に追いつかなかったわたしとしては、ようやく年相応に見えるようになってきたかなと実感しています。



その上で、他人から肌を褒められたり若いと言われたりするようになって、本当に成長を感じます。
特に先ほど触れたように、スキンケアとヘアケアの優先度を上げたことで、その成果が表れ始めたのでしょう。
「これだけ行動していたらそりゃあ上手くいくでしょうよ」と思われるかもしれませんが、ではなぜここまで行動できるようになったのか、が重要です。その理由は、間違いなくわたしを大事にしようと意識を変えたから。
だからこそ、その選択肢が自分の人生に登場するようになり、自然と手を伸ばせるようになったのだと思います。
最後に「こんな時代に女とか男とか」
以上が、『女扱いされない現実を「投影」視点で解決した話』でした。
あなたも、今抱えている問題は投影を解くことで解決できるかもしれません。ぜひ投影について知っていただき、解決の一歩を踏み出していただければ幸いです。
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さて最後になりますが、こんな時代にあえて女とか男とか大声でのたまうことについて触れておこうと思います。



本編とは関係ないので、全然読まなくても大丈夫です。
「女扱いされない」問題が本当の本当に達成したいこと
わたしの身に起きた「女扱いされない」問題が本当の本当に達成したかったことは、モテたいとかチヤホヤして欲しいとか、ではなく、ありのままの性別で生きることを認められたかったのだと思いました。
この見た目のままで、この性格のままで、女性として生きることを認められたかった…けれど、周りがそれを許さなかった…だからこそ、わたしは女扱いに執着していった気がします。
具体的に言葉にしなくても、「女は女の役割を、男は男の役割を、自信を持って堂々と選べる世界で生きたい」となんとなく望んでいましたが、一方でありのままのわたしでは誰にも認められないと思い込んでいたのです。
そのせいで、まるで男性のように「頑張る」ことをし続けることになります。なんでも自責でやろうとして、なんでも与えようとしてしまっていました。
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逆に言えば、幼い頃のわたしが生きる上で獲得してきた生存戦略が「わたしがわたしを女扱いしない」ことだったとも言えます。
ですが、今のわたしにはもうその必要はありません。自分の身の安全は自分で守れるし、頑張らなくてもわたしは愛されることを知っているので、自ら何かを明け渡すことはもうしません。
今までは、生活の中で女扱いされない状況を見つけては嘆いていましたが、わたしは今の性別のままで、周りから認められていると実感しています。自ら誰かを助けようとしなくても、深い安心感の中で伸び伸びとありのままのわたしで心地よくいられるようになりました。
あなたの問題の本質も別のところにあるかも
さて、「女扱いされない」わたしが本当の本当に目指していたのは、「女扱いされる」ことではなく、ありのままの性別で快適に生きられる生活でしたが、実はあなたも、今見えている問題の本質は実は違うところにあるかもしれません。
「女扱いされない」ことが問題なのではなく…男とか女とかもういいからちゃんと人として扱われたい、が望みなのでもなく…今の望みを深掘りすることで、もっと本質的な願いが出てくるかもしれません。



それは普通に生活していたら気づきにくいです。そこで、メタ認知ノートの出番!
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精神的に自立したくても、毎日起こる問題に対処できず「イライラに飲まれて辛い。泣いてしまう」といった状況になることはありませんか? 実は、わたしもかつては定期的…
メタ認知ノートで自分の本当の願いを深掘りしたり、投影に向き合ったりすることで、本当の本当に達成したい願いにたどり着き、それを実現できるようになることでしょう。
今回のお話が、少しでもあなたの悩みの解決に繋がると嬉しいです。
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