さすがにこれで投影がわかる【人生相談ノック】

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かな子

日々の生活の中に潜む怒り・悲しみ・苦しみを、あなたは乗りこなしているでしょうか(不穏な導入)。

何か問題が起きたときは、「投影」を通して見ることで問題解決のヒントになることを、このブログでさんざっぱらお伝えしてまいりました。

一方で「頭ではわかっていても自分には当てはまらない」と投影の理解を諦めてしまう場合もあるでしょう。

その原因のひとつは、投影のパターンを知らないから。どのタイミングで自分が投影を起こしているのか理解していないと、いつまで経っても同じところでつまずいてしまうのです。

今回はそんなあなたへ向けて、カテゴリ別に人生相談文を5本ずつ提示し、わたしが投影パターンに次々当てはめていきましょう。

かな子

これならさすがに理解できる!

投影は、数学のように公式に当てはめると理解しやすいです。その公式を知ることで、より一層問題の解像度が上がると思います。

目次

投影とは

投影とは、「自分の不都合な部分を、相手のものだと思い込む心の防衛反応」のことです。

相手の言動にイラッとしたり傷ついたりしたとき、それをそのまま「相手に問題がある」と捉えるのではなく、「なぜ自分はこんなに反応するのか」と自分事として考えてみることで、投影に気づけることがあります。

かな子

わたしたちは、現実をそのまま見ているわけではありません。

脳には、入ってきた情報を自分にとって都合のいい形に解釈する「認知バイアス」という仕組みがあります。

これにより、自分にとって不都合な状況や、怒り・悲しみ・不安などの強い感情が生まれたときも、無意識のうちに自分を守るような認知が誰にでも働きます。

そこから、これまでの経験や価値観、思い込みなどを通して、「これはこういうことだ」と意味づけしています。つまり、同じ出来事が起きても、何を感じ、どう受け取るかは人によって違うのです。

たとえば、相手から少し強い口調で「前にも説明したよね」と言われたとき、「質問すると嫌がられる」と受け取る人もいれば、単に「忘れていたからもう一度聞こう」と思う人もいるでしょう。

また、相手の言動そのものだけでなく、自分の中にあるバイアスによって、相手を実際以上に悪く受け取ってしまうことがあるのです。

かな子

たとえ同じ状況であったとしても、100人中100人があなたとまったく同じ反応をするわけではありません。

特に繰り返している出来事には注意しましょう。環境を変えても相手を変えても同じような出来事が起きるのであれば、相手だけではなく、自分の受け取り方にも何かパターンがあるのかもしれません。

「相手が悪い」と思っていた出来事も、実は自分の思い込みが投影されているだけかもしれません。相手ではなく、自分がどう受け取ったのかに目を向けることが、投影を解く第一歩になります。

投影の公式:相手に言いたいことは自分に言いたいこと

投影においては、「相手に言いたいこと=自分が自分に言いたいこと」です。

たとえば相手に「そんなことしちゃダメでしょ!」と言いたくなるなら、本当は自分自身に「そんなことしちゃダメでしょ!」と言いたいのかもしれません。つまり、そうやって自分に我慢させなければならないくらい、本当は自分はそれがしたいということです。

でも、これだとイマイチ自分事として考えにくいですよね。慣れていないと、今の自分の悩みが投影にどう当てはめられるのか、なかなかわからないでしょう。

今の問題を投影に当てはめるときのポイントは、「相手に何を言いたいのか」を明確にし、その言葉を「自分に何と言っているのか」に置き換えることです。

さらに「どうしてそんなことを自分に言い聞かせているんだろう?」と掘り下げていくと、その奥にある思い込みが見えてくるでしょう。

とはいえ、そこまで頭では理解していても「自分に言いたい? どう考えても相手が悪いんだけど」と心が拒否するかもしれません。

かな子

わたしはかなりここで苦戦したので、あなたの気持ちはよーくわかりますよ。

ここからはさまざまな人生相談を取り上げていき、「相手に言いたいこと」を「自分自身に言いたいこと」として捉え直せるようにしていきます。

また、「相手に言いたいこと」がそもそも自分でわかっていない場合もありますよね。そこで、「悲しい」「不安」「腹が立つ」といった感情ではなく、その感情の原因になっている「相手にどうしてほしいのか」まで言葉にして示していこうと思います。

たとえば「自分だけ避けられているような気がする」なら、「自分だけ避けないでほしい」「自分だけ避けられるのはおかしい」といった具合です。

わんこそばのように読むことで、投影パターンが見えてくるはずです。

【人生相談ノック】人間関係編

では早速、人生相談の人間関係編を5本一気に投影で打ち返していきます。

  • 友人に相談したとき、「それくらい普通じゃない?」と言われました
  • 職場の同僚は、私が挨拶しても返さないことがあります
  • 家族に自分の意見を話していたら、「どうせ無理でしょ」と言われました
  • 友人との約束を何度か直前に変更されました
  • 友人にメッセージを送ると短い返信しか返ってきません
かな子

大前提、今から示す回答以外ありえない、ということは絶対にないです!

ここでの文面では、まだ表明していない「相手に言いたいこと」が含まれている場合があります。自分の場合に当てはめて考える材料にしてください。

その際、まず「悲しい」「ムカつく」「不安」といった感情ではなく、その感情の原因になっている相手への要求を探してみましょう。

もっと大切にしてほしい

そんな言い方をしないでほしい

自分を軽く扱わないでほしい

ちゃんとしてほしい

このように、相手に対して「こうしてほしい」「こうするべき」と思っていることが「相手に言いたいこと」です。

友人に相談したとき、「それくらい普通じゃない?」と言われました

友人に相談したとき、「それくらい普通じゃない?」と言われました。自分の悩みを大したことではないと思われたようで、少し悲しくなりました。

相手に言いたいこと:自分の悩みを大したことではないと思われた。自分の悩みを大したことだと思うべき
自分に言いたいこと:自分は自分の悩みを大したことだと思うべき

つまり、そうやって自分に言い聞かせなければならないほど、自分自身が自分の悩みを大したことではないと思っている。自分の悩みを自分で軽く扱っているということ。

職場の同僚は、私が挨拶しても返さないことがあります

職場の同僚は、私が挨拶しても返さないことがあります。でも、他の人とは楽しそうに話しています。自分だけ避けられているような気がしてしまいます。

かな子

これは2パターンあるなと思います。投影のパターンはたったひとつ、とかではないので。

パターン①

相手に言いたいこと:自分だけ避けられている。人を避けてはいけない
自分に言いたいこと:自分を避けてはいけない

つまり、そうやって自分に言い聞かせなければならないほど、他の人と比べて自分は避けられても仕方ないと思っている。

パターン②

相手に言いたいこと:自分だけ避けられている。自分だけ避けないでほしい
自分に言いたいこと:自分だけ避けないでほしい

つまり、そうやって自分に言い聞かせなければならないほど、本当は平等に接したくないと思っている。挨拶をされたら必ず返さなければならないと思い込んでいる。全員平等でなければならないと思っている。

家族に自分の意見を話していたら、「どうせ無理でしょ」と言われました

家族に自分の意見を話していたら、最後まで聞かずに「どうせ無理でしょ」と言われました。最初から自分の考えを否定されたようで、腹が立ちました。

相手に言いたいこと:最初から自分の考えを否定された。考えを最初から否定してはいけない
自分に言いたいこと:自分は自分の考えを最初から否定してはいけない

つまり、そうやって自分に言い聞かせなければならないほど、自分自身が自分の考えを否定している。自分の考えを自分で信じきれていない。

かな子

「どうせ無理でしょ」と思っていないなら、言われてもピンとこないはず。

友人との約束を何度か直前に変更されました

友人との約束を何度か直前に変更されました。そのたびに謝ってくれますが、何度も続くと、自分との約束は後回しでもいいと思われているように感じます。

相手に言いたいこと:自分との約束は後回しでもいいと思われている。自分との約束を後回しにするな
自分に言いたいこと:自分との約束を後回しにするな

つまり、そうやって自分に言い聞かせなければならないほど、自分は自分との約束を後回しにしている。自分の時間や都合を、自分自身が軽く扱っているということ。

友人にメッセージを送ると短い返信しか返ってきません

友人にメッセージを送ると短い返信しか返ってきません。一方で、SNSでは頻繁に投稿しています。私とのやり取りは面倒に思われているのかなと気になっています。

相手に言いたいこと:私とのやり取りは面倒に思われている。私とのやり取りを面倒だと思わないでほしい
自分に言いたいこと:私とのやり取りを面倒だと思わないでほしい

つまり、そうやって自分に言い聞かせなければならないほど、自分は面倒な人間だと思っている。自分との関わりを、自分で負担のように扱っている。

【人生相談ノック】恋愛編

人間関係編とは別で、恋愛編を分けてみました。恋愛は特に相手への感情が強くなりやすく、投影が激しく出ると思っています。ぜひご自身のパターンに当てはめて考えてみてください。

  • 好きな人にメッセージを送ると、いつも短い返信が返ってきます
  • 日程調整やお店探しはいつも私がしています
  • 恋人が頻繁に遊ぶ異性を「ただの友達」と言っています
  • 恋人と話していると、私の話より相手自身の話をする時間のほうが長いです
  • 恋人とケンカをすると、相手は黙って話さなくなります
かな子

繰り返しますが、絶対にこの投影で間違いない! ということはないので、あなたの問題における解決のヒントとして受け取ってみてください。

好きな人にメッセージを送ると、いつも短い返信が返ってきます

好きな人にメッセージを送ると、いつも短い返信が返ってきます。でも、会うと普通に話してくれます。メッセージではあまり自分とやり取りしたくないのかなと思ってしまい、脈があるのか分かりません。

相手に言いたいこと:自分とやり取りしたくない。好きなら、メッセージでも自分と好意的にやり取りしてほしい
自分に言いたいこと:好きなら、メッセージでも相手と好意的にやり取りしてほしい

つまり、そうやって自分に言い聞かせなければならないほど、「好きなら、相手のためにすべてのやり取りに好意的に応じるべき」と思っている。

かな子

好意的でない自分では好かれないと思い込んでいるのかも。

日程調整やお店探しはいつも私がしています

デートの約束をすると、日程調整やお店探しはいつも私がしています。相手から提案してくれることはほとんどなく、私ばかり関係を進めようとしているように感じてしまいます。

相手に言いたいこと:私ばかり関係を進めようとしている。私ばかり頑張らせないでほしい
自分に言いたいこと:私ばかり頑張らせないでほしい

つまり、そうやって自分に言い聞かせなければならないほど、自分は頑張らなければならないと思っている。日程調整やお店選びなど、何も提案しない自分に価値を感じていない。

恋人が頻繁に遊ぶ異性を「ただの友達」と言っています

恋人が頻繁に遊ぶ異性を「ただの友達」と言っています。二人でいる時間も多く、距離も近く見えるので、自分よりその人のほうが大切なのではないかと嫉妬してしまいます。

相手に言いたいこと:自分よりその人のほうが大切なのではないか。自分より他人を大切にしてはいけない
自分に言いたいこと:自分より他人を大切にしてはいけない

つまり、そうやって自分に言い聞かせなければならないほど、自分自身が自分より他人を優先している。自分を他人より大切な存在として扱えていないということ。

恋人と話していると、私の話より相手自身の話をする時間のほうが長いです

恋人と話していると、私の話より相手自身の話をする時間のほうが長いです。私の話を聞いてもらえることが少ないので、自分のことにはあまり興味を持ってもらえていないように感じます。

相手に言いたいこと:自分のことにはあまり興味を持ってもらえていない。自分にもっと興味を持ってほしい自分に言いたいこと:自分にもっと興味を持ってほしい

つまり、そうやって自分に言い聞かせなければならないほど、自分自身が自分に興味を持っていない。自分のことを知ろうとしたり、大切に扱ったりすることが少ないということ。

恋人とケンカをすると、相手は黙って話さなくなります

恋人とケンカをすると、相手は黙って話さなくなります。何を考えているのか聞いても答えてくれないので、自分との関係をどうでもいいと思われているような気がして、不安になります。

相手に言いたいこと:自分との関係をどうでもいいと思われている。自分との関係を大事にしてほしい
自分に言いたいこと:自分は自分との関係を大事にしてほしい

つまり、そうやって自分に言い聞かせなければならないほど、自分自身が自分のことを大事にしていない。自分の気持ちや望みを、自分で大切にできていないということ。何を考えているのか自分に聞いても答えず、自分を無視している状態になっている。

【人生相談ノック】仕事編

3つ目は仕事編です。仕事も人同士でやることなので、ここでも投影が起こります。順番に見ていきましょう。

  • 質問したら「それ前にも説明したよね」と少し強い口調で言われました
  • 後から別の人が同じ内容を話すと評価されました
  • 同僚から仕事を頼まれることが多く、そのたびに引き受けています
  • 私だけ厳しく注意されることがあります
  • 仕事を頑張っても、上司から「それが当たり前」と言われます

相談文からは見えていない「相手に言いたいこと」がより明確になると、投影している自分に気づきやすくなります。

質問したら「それ前にも説明したよね」と少し強い口調で言われました

上司に質問したら、「それ前にも説明したよね」と少し強い口調で言われました。こんなことも分からない人だと思われたようで、それ以来、質問するのが怖くなっています。

かな子

文面から今回は2パターン思いつきました。「怖い」の多義性。

パターン①

相手に言いたいこと:こんなことも分からない人だと思われた。こんなことも分からない人だと思わないでほしい
自分に言いたいこと:自分をこんなことも分からない人だと思わないでほしい

つまり、そうやって自分に言い聞かせなければならないほど、自分は「こんなことも分からない自分」をダメだと思っている。

パターン②

相手に言いたいこと:こんなことも分からない人だと思われた。人を下げてはいけない
自分に言いたいこと:自分を下げてはいけない

つまり、そうやって自分に言い聞かせなければならないほど、本当は自分を下げて評価したいし、自分を高く評価することに抵抗がある。

かな子

自分を上げている状態が気持ち悪い、とかですかね。

後から別の人が同じ内容を話すと評価されました

会議で私が提案したときは特に反応がありませんでしたが、後から別の人が同じ内容を話すと評価されました。自分の意見は軽く扱われているようで、納得できません。

相手に言いたいこと:自分の意見は軽く扱われている。自分の意見を軽く扱ってはいけない

自分に言いたいこと:自分の意見を軽く扱ってはいけない

つまり、そうやって自分に言い聞かせなければならないほど、自分の意見は軽いと思っている。自分の意見を自分で軽んじている。

同僚から仕事を頼まれることが多く、そのたびに引き受けています

同僚から仕事を頼まれることが多く、そのたびに引き受けています。でも相手からお礼を言われることはほとんどありません。協力して当然の人だと思われているようで、モヤモヤします。

相手に言いたいこと:協力して当然の人だと思われている。人の協力を当然だと思わないでほしい
自分に言いたいこと:人の協力を当然だと思わないでほしい

つまり、そうやって自分に言い聞かせなければならないほど、本当は自分も人から協力してもらうことを当然だと思っている。人に何かしてもらうことを、当然のことのように思いたい。

職場で同じようなミスをした人がいても、私だけ厳しく注意されることがあります

職場で同じようなミスをした人がいても、私だけ厳しく注意されることがあります。注意されること自体は仕方ないと思っていますが、自分だけ評価を低くされているように感じます。

かな子

これも2パターンある気がする。相手に言いたいことをもう一段深掘るとわかりやすい。

パターン①

相手に言いたいこと:自分だけ評価を低くされている。評価を下げないでほしい
自分に言いたいこと:自分の評価を下げないでほしい

つまり、そうやって自分に言い聞かせなければならないほど、自分のことを低く評価している。自分だけ評価が高いのは良くないし、評価が高い自分が許せない。

パターン②

相手に言いたいこと:自分だけ評価を低くされている。自分だけ低く評価してはいけない
自分に言いたいこと:自分だけ低く評価してはいけない

つまり、そうやって自分に言い聞かせなければならないほど、自分は誰かをひいきしてはいけないと思っている。すべて平等に見るべきだと思っている。

仕事を頑張っても、上司から「それが当たり前」と言われます

仕事を頑張って終わらせても、上司から「それが当たり前」と言われることがあります。どれだけ頑張っても評価されないように思えて、仕事へのやる気がなくなってきました。

相手に言いたいこと:どれだけ頑張っても評価されない。頑張っているんだから評価するべき
自分に言いたいこと:頑張っているんだから評価するべき

つまり、そうやって自分に言い聞かせなければならないほど、頑張っていない自分・何もしていない自分は評価されるべきではないと思っている。

【人生相談ノック】生活の不安編

最後に生活の不安編をお届けしましょう。

これは今までと違って明確な「相手」がいるわけではありません。そのため、「相手に言いたいこと」ではなく、「自分が起きている現実をどう解釈しているのか」を起点にして、その解釈を自分自身に向けて考えてみます。

  • 将来のお金について考えることが増えました
  • 休日に予定を入れずに過ごすと、気づいたら一日が終わっています
  • SNSで同年代の結婚や、仕事の成功の投稿が目に入ります
  • 片付けようと思っても、途中でやめてしまいます
  • 漠然と不安になることがあります

相手は人間ではなくても、起きている現実に対して、自分がどう思っているかを見ることで、同じように自分の思い込みを探ることができます。

最近、将来のお金について考えることが増えました

最近、将来のお金について考えることが増えました。今すぐ生活に困っているわけではありませんが、このままでは将来お金に困るのではないかと思うと、不安になります。

現状の解釈:このままでは将来お金に困るのではないか。今のままでは足りない
自分に言いたいこと:自分は今のままでは足りない

つまり、生活に困っていないのに今のままでは足りないぞと言っているのだから、今の状態をそのまま受け入れてはいけないと思っている。

休日に予定を入れずに過ごすと、気づいたら一日が終わっています

休日に予定を入れずに過ごすと、気づいたら一日が終わっていることがあります。実際には休めているのですが、また何もせず時間を無駄にしてしまったと思って、罪悪感を覚えます。

現状の解釈:また何もせず時間を無駄にしてしまった。何もせず時間を過ごしてはいけない
自分に言いたいこと:自分は何もせず時間を過ごしてはいけない

つまり、休んでいる時間にも何かをしていなければならないと思っている。何もせず時間を無駄にする自分を、そのまま許せていない。

SNSで同年代の結婚や、仕事の成功の投稿が目に入ります

SNSを見ると、同年代の人が結婚したり、仕事で成功したりしている投稿が目に入ります。それを見るたびに、自分だけ何も進んでいないような気がして、焦ってしまいます。

現状の解釈:自分だけ何も進んでいない。自分は何かを進めていなければならない
自分に言いたいこと:自分は何かを進めていなければならない

つまり、何も変わっていない状態の自分ではいけないと思っている。人と同じように、自分も何かを進めていなければならないと自分に求めている。

片付けようと思っても、途中でやめてしまいます

部屋を片付けようと思っても、途中でやめてしまうことが何度もあります。散らかった部屋を見るたびに、自分は何をやっても続かない人間なのではないかと思ってしまいます。

現状の解釈:自分は何をやっても続かない人間なのではないか。続けられる人間でなければならない
自分に言いたいこと:続けられる人間でなければならない

つまり、途中でやめる自分が許せない。何かを最後まで続けられない自分はダメだと、自分を評価している。

かな子

途中でやめるメリットに気づいていないのかも。

漠然と不安になることがあります

最近、特に大きな問題が起きているわけではないのに、漠然と不安になることがあります。原因が分からないせいで、自分では気づいていない何か悪いことが起きているのではないかと考えてしまいます。

現状の解釈:自分では気づいていない何か悪いことが起きている。何か悪いことに気づいていなければならない
自分に言いたいこと:自分は何か悪いことに気づいていなければならない

つまり、気づいていない問題がある状態では安心してはいけないと思っている。あらゆることに気づいて先回りし、対処できる自分でいなければならないと思っている。

まとめ

以上が、『さすがにこれで投影がわかる【人生相談ノック】』でした!

今回は、人間関係・恋愛・仕事・生活の不安という4つのカテゴリから、20個の人生相談を投影の公式に当てはめてみました。

投影を考えるときに大切なのは、「相手がどうしているか」だけではなく、「自分はなぜそこまで反応するのか」を見ることです。

自分だけ避けられている

もっと自分に興味を持ってほしい

自分との約束を後回しにしないでほしい

自分をもっと評価してほしい

相手に対してそう思ったとき、その言葉をそのまま自分自身に向けてみましょう。

すると、「自分も自分を避けている」「自分自身に興味を持っていない」「自分との約束を後回しにしている」「自分で自分を評価していない」といった、自分の中にある思い込みが見えてくることがあります。

かな子

もちろん、ここで出てきたものが必ず本当の原因とは限りません。

相手に実際の問題があることもありますし、ひとつの出来事から投影だけを決めつけることもできません。

それでも、「相手が悪い」「自分が悪い」で終わらせず、「なぜ自分はこの出来事を、こんなふうに受け取ったんだろう?」と自分の側にも目を向けてみるだけで、今まで外側にあると思っていた問題が、自分の中にある「こうでなければならない」「こうあってはいけない」という思い込みとつながっている可能性にも気づけます。

同じようなことが繰り返し起きているかどうかも、自分の受け取り方にパターンがないか考えるきっかけになります。

投影は、相手を分析するためのものではなく、自分がどんな思い込みを持っているのかを知るためのヒントとしてぜひ使ってください。

そして、見つかった思い込みをさらに掘り下げていくときに役立つのが、わたしが普段取り組んでいるメタ認知ノートです。

投影に気づいて終わりではなく、「自分はどうしてそう思ったのか」「なぜそんな思い込みを持っているのか」「その考え方は本当に必要なのか」まで掘り下げてみたい方は、こちらもぜひ読んでみてください!

「事実」と「自分の解釈」を分けて、自分が何をどう受け取っているのかを確認していくことで、その解釈が本当に正しいのかまで考えられるようになります。

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